一般社団法人IT人材育成協会

Association for IT Human Resources Development

■受講対象:部下の模範となるべき新リーダー及びリーダー候補<入社2~7年目想定>


■研修目的:自ら学ぶことの意義と「学び方」を知り、ファシリテータとしての基礎スキルを身につける


■研修目標:①OJLF(On the Job Learning Facilitator)の意味と組織内の役割を理解・認識する
      ②教育と学習の違いを認識し、学習促進のためにファシリテーション能力を身につける
      ③チームとして果たす役割を認識し、獲得すべきスキルとその学習法を策定する


■研修期間:2日間(オプション:3~6ヶ月後の「フォロー研修」)


■テキスト:FLBOK(Facilitative Learning Body Of Knowledge)概要編


■前提知識:特に必要ありません(上記テキストを事前配付し、時間の許す範囲でお読み戴くという形をとります)

<第1日目>

時間 内容 区分 備考
9:00 事務局挨拶   10分
9:10 オリエンテーション 講義等 30分
   ・研修の狙い/目的、進め方    
   ・自己紹介(講師/受講者)    
9:40 人材に関する「タスク」と「スキル」 講義 20分
   ・iCD(iコンピテンシディクショナリ)と人材育成(概要)    
   ・タスク・・・ラインマネジメント(メンバーの育成)、人的資源管理(人材戦略)    
   ・スキル・・・支援活動としての人材育成・教育・研修    
10:00 コンセンサス・トレーニング 演習 60分
   ・自己認識と他者理解、チーミング、合意形成と振り返り、押す/引く/離れる    
11:00 人材育成に関する「タスク」と「スキル」 討議 60分
  <討議テーマ>現状の「人材育成」の評価と問題点の洗い出し    
13:00 学習メンタリング技法   120分
   ・なぜ「教えない教育」なのか、メンター(先輩・上司)とメンティー(後輩・部下)の関係 講義 (30分)
  <討議テーマ>どうすれば部下を動機づけできるか 討議 (90分)
15:00 インストラクショナルデザイン   100分
   ・ガニエの9教授事象、メーガーの3つの質問、ARCSモデル、ADDIEモデル 講義 (30分)
  <討議テーマ>現場の人材育成にIDリトンはどこまで応用できるか 討議 (70分)
16:40 本日のまとめとアンケート(17:00終了)   20分

<第2日目>

時間 内容 区分 備考
9:00 1日目の振返り(アンケート・フィードバック) 講義 30分
9:30 OJLとOJLF   120分
   ・OJTとOJLの違い、OJLFとラーニングファシリテータの役割、コーチングとの関係 講義 (30分)
   ・そもそも「ラーニング」とは、自己学習と促進学習、アクティブラーニング    
  <討議テーマ>人材育成に於けるトレーニングとは?又ラーニングとの違いは? 討議 (90分)
11:30 経験を成長につなげる 講義 30分
   ・経験学習サイクル(具体的経験、内省的観察、抽象的概念化、積極的実践)    
   ・資質を伸ばす(開放性、自立性、観察力、抽象化能力、積極性、決断力)    
13:00 ヒューマンスキル   80分
   ・ITヒューマンスキル(創造力、実行/実践力、コミュニケーション力) 講義 (20分)
   ・エンゲージメント、自己肯定感/自己効力感、有能感/自立性/関係性    
  <討議テーマ>IT技術者に「ヒューマンスキル」を身に着けさせるには 討議 (60分)
14:20 タスクの解設定と関連スキル、学習方法   120分
   ・キャリア自律、ダブルループ学習(背景のより深い理解)とシングルループ学習 講義 (20分)
   ・自分の所属する組織の果たすべきタスクを仮設定し、関係するスキルを洗い出す 演習 (50分)
   ・そのスキルの学習をどうするか(PDCAをどう回すか)を策定する⇒「行動宣言」 発表 (50分)
16:20 ラーナビリティ(Learnability) 講義 20分
   ・資質特性(学習能力)、2つの能力側面(効果的に学びとる能力/効率的に学びとる能力    
       
16:40 研修のまとめとアンケート(17:00終了)   20分