一般社団法人IT人材育成協会

Association for IT Human Resources Development

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■受講対象:人材育成担当者及び責任者<スタッフ/ライン部門の課長職・部長職想定>


■研修目的:「学びの組織」の土台作り及びその推進役を担うための素養を身につける。


■研修目標:①自ら討議(&発表)を重ねることにより、OJLの考え方/在り方を深く理解する。
      ②ラーニングファシリテーションの基本を身につけ、「OJL」リーダの模範となる。
      ③組織全体の人材育成に関する「共有ビジョン」が策定できる。


■研修期間:2日間(オプション:3~6ヶ月後の「フォロー研修」)


■テキスト:FLBOK(Facilitative Learning Body Of Knowledge)概要編


■前提知識:特に必要ありません(上記テキストを事前配付し、時間の許す範囲でお読み戴くという形をとります)

<第1日目>

時間 内容 区分 備考
9:00 事務局挨拶   10分
9:10 オリエンテーション 講義等 30分
   ・研修の狙い/目的、進め方    
   ・自己紹介(講師/受講者)    
9:40 チーム学習とは   140分
   ・チーミングとそのプロセス、協働学習とグループダイナミクス、アンドラゴジーとペダゴジー 講義 (20分)
   ・コンセンサス(合意形成)トレーニング 演習 (60分)
   <討議例>「対話的精神」とは何でしょう? また、それを涵養するための方策は? 討議 (60分)
13:00 経験学習とは   110分
   ・社会人の学びはその70%以上が「現場での経験」 講義 (30分)
   ・状況主義とコルブの経験学習モデル、4つのプロセス、実践的な経験学習 討議 (80分)
   <討議例>経験学習モデルが発表されたのは1984年。なぜこれまで普及しなかったのでしょう?    
   <討議例>仕事で成長する人と成長しない人の違いは何でしょう?    
14:50 促進学習とは   110分
   ・ラーニングファシリテーション、ファシリテーションとコーチング 講義 (30分)
   ・コミュニケーション能力、会話と対話、質問と発問、シンパシーとエンパシー 討議 (80分)
   <討議例>人材育成におけるファシリテータの役割とは何でしょう?    
   <討議例>個性化・多様化の時代にコミュニケーション能力を高めるには?    
16:40 本日のまとめとアンケート(17:00終了)   20分

<第2日目>

時間 内容 区分 備考
9:00 1日目の振返り(アンケート・フィードバック) 講義 30分
9:30 OJLとは   150分
   ・OJT(On the Job Training)からOJL(On the Job Learning)へ 講義 (50分)
   ・認知的徒弟制の実践とその学習プロセス、「やる気」を引き出すには 討議 (100分)
   ・アメとムチ、自己決定論(有能感、自律性、関係性)    
   <討議例>外発的動機付けと内発的動機付けの違いを明確にして下さい。どちらが有効でしょう?    
   <討議例>職人を育てるには「徒弟制」。では、一般社会(企業)でプロの仕事人を育てるには?    
13:00 エンプロイアビリティとコンピテンシー   100分
   ・エンプロイアビリティが必要になった背景、熟達者2つのタイプ、熟達化の3条件 講義 (20分)
   ・行動特性と資質特性、学習能力を高めるには 討議 (80分)
   <討議例>そもそも「学ぶ(学習)」とは何でしょう? なぜ「学ぶ」ことが必要なのでしょう?    
   <討議例>最も成長につながるという「フロー(そのことに没頭する)体験」をさせるには?    
14:40 OJL実践のために   120分
   ・学習する組織の醸成、共有ビジョンの確立 講義 (20分)
   ・OJL推進者の役割、身につけるべき基礎知識/能力/マインド 演習 (50分)
   ・職場での協働学習の実践方法、個人の成長と組織の成長を同期させるには 発表 (50分)
   ・OJL実践のために越えなければいけないハードル、リスク分析とその対応    
   ・具体案の策定    
16:40 研修のまとめとアンケート(17:00終了)   20分